瞑想で最初にはじめたこと

亀治中陽子です。

瞑想の最初の取り組みは「サマタ瞑想」からでした。

サマタ瞑想とは、集中の瞑想とも呼ばれていてある1点に意識を集中させる瞑想法です。

ブッダの瞑想法には「サマタ瞑想」と「ヴィパッサナー瞑想」の2種類があります。

ヴィパッサナー瞑想に入るためにはこのサマタ瞑想で集中力の強化が必要になります。

“ブログ「自分と瞑想との出会い」”で櫻井真美先生との出会いを書きましたが、私はその場で、先生に個人指導をお願いし、瞑想の学びをスタートしました。

当時はオンラインと瞑想の状況を、毎日メールで交換して細かなアドバイスをいただきました。

はじめてみて戸惑ったのは、一人で目を瞑り集中して座ることが5分として維持できなかったことです。

最初は3分からスタートして、5分→10分→15分と徐々に伸ばしていきましたが静かにただ座ることに、困惑したことを覚えています。

きっと誰かと一緒なら、我慢することが容易にできたかもしれませんが一人だと意思が弱く、諦めやすくなることも強く感じました。

のちに先生が瞑想会を開いてくださったんですが他の人と一緒に瞑想すると、集中力の維持が違うのを体感できました。

とても集中しやすく、一緒に取り組める仲間がいることが励みになり特に瞑想後のお互いのシェアは、とても勉強になるものでした。

さて、サマタ瞑想で集中するということは、その間にたくさん思い浮かぶ物事に注意散漫になる心の動きや、頭で考えてしまう事柄から「呼吸へ意識を戻す」

この作業を繰り返すわけですが「戻す」というのはどうやってするのか?

戻すタイミングは?戻してるつもりが戻ってない?
なぜか思うようにすぐに戻せない…!集中するのが疲れてくる…など。

思うようにコントロールできないことがたくさん出てきます。
目に見えず、通常の生活をしていたら全く気づかない頭と心の働き。

『普段に生活していたら気づかないこと』
これが瞑想する上での大きなポイントとなり、のちに醍醐味となりました。

このことに気づけた時が人生の変化に繋がるということを、この時点ではまだ知りませんでした。

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